先に結論
検索結果のリンクを自分の画面でまとめて見たいならSearXNG、検索内容を出典付きの文章にしてほしいならVaneが候補です。自分で動かす場合も、検索語は選んだ検索エンジンへ問い合わせられます。「自分のサーバーだから外部通信ゼロ」ではありません。
調べ物のたびに、複数の検索サイトを開いて同じ言葉を入力していませんか。SearXNGは複数の検索サービスの結果を一つの検索画面にまとめる、無料で使えるメタ検索ソフトです。ここではDockerを使い、まず自分のパソコンだけで開ける検索ページを試す流れを説明します。
できあがるもの:検索結果を自分の画面でまとめて見る
たとえば「小さな宿の予約キャンセル規定を見直したい」とき、SearXNGに「旅館 キャンセル料 規定 公式」と入力します。SearXNGは設定された検索先へ問い合わせ、見つかったページの題名やリンクを一覧で表示します。資料を読んで方針を決めるのは自分です。SearXNGだけで、複数ページを読んだ要約や判断が自動でできあがるわけではありません。
| 方法 | 使ったあとに手元に残るもの | 費用・保守の考え方 |
|---|---|---|
| SearXNG | 検索先から集めたページ候補の一覧。読むページは自分で選ぶ。 | ソフト利用料は無料。自宅PCなら電気代と稼働時間、VPSならサーバー代が必要。更新・設定・障害対応も自分で行う。 |
| Vane | Web検索の結果をAIがまとめた回答と、確認用の出典リンク。 | ソフトは無償公開。OllamaのローカルモデルならAI APIの従量料金は不要だが、PC・電気代がかかる。クラウドAIなら各社の利用料が別。 |
| Claude / Codexで専用ページを作る | 必要な検索先や分類を組み込んだ独自検索アプリ。 | Claude/Codexの利用プランや開発時APIの条件に加え、検索サービス・サーバー・DB費用が別。完成後も仕様変更・不具合・更新を保守する。 |
ClaudeやCodexに同じ課題を頼む場合、会話の中で調査を手伝ってもらう方法と、検索画面そのものを作ってもらう方法を分けて考えます。後者でできあがるのは「自分の仕事に合わせたアプリ」で、SearXNGのようにすぐ使える検索画面ではありません。検索先との接続、結果の表示、エラー時の処理、使い続けるための更新を自分たちで整える必要があります。自由に作れる代わりに、完成後の使い勝手と保守責任も引き受けます。
手順1:Dockerを使える状態にする
1Dockerを準備する
WindowsならDocker Desktopを公式手順に沿ってインストールし、起動します。Linuxの場合はDocker EngineとComposeを準備します。SearXNG公式文書ではコンテナ方式にDockerまたはPodmanが必要と案内されています。まだコンテナを使ったことがない方は、まずDocker公式の入門を確認してください。
2SearXNG公式のCompose一式を取得する
SearXNG公式の「Installation container」ページからCompose用テンプレートと.env.exampleを取得します。第三者の古い手順をコピーせず、公式文書に記載された取得先とファイル名を確認します。作業用フォルダーは専用に作り、他のアプリの設定ファイルと混ぜないでください。
3.envを作って秘密鍵を変更する
.env.exampleを複製して.envを作り、テンプレートが求める値を確認します。設定例のまま公開せず、secret keyなどの初期値を変更します。.envはパスワード相当の設定を含むため、GitHubへ登録しないでください。
4Composeを起動する
SearXNG公式手順では、Composeファイルのあるフォルダーで docker compose up -d を実行して起動します。起動後は docker compose ps でコンテナが動作しているか見ます。問題があれば docker compose logs -f core でエラーを確認します。
5設定したアドレスを開き、検索を一度試す
Composeのポート設定を確認し、表示されたローカルのアドレスをブラウザーで開きます。検索欄に一般的な語を入れ、結果一覧が表示されるか試します。ポートは環境のテンプレートによって異なるので、例の番号を決め打ちせず、自分のCompose設定を確認してください。
手順2:結果が少ない・検索に失敗するとき
- 結果が一部しか出ない:検索先の一時障害、アクセス制限、CAPTCHAなどの可能性があります。検索先をむやみに増やす前に、別の言葉と時間を置いた再検索を試します。
- 画面が開かない:Docker Desktopが起動しているか、docker compose psでサービスが動いているか、設定したポートと開いたアドレスが一致しているか確認します。
- 止めたい:Composeファイルがあるフォルダーで docker compose down を実行します。公式資料では設定やキャッシュなど保持すべきデータの保存先も案内されています。削除操作をする前に、残したい設定・データがどのボリュームにあるか確認します。
- 更新したい:公式手順に従い、テンプレートの変更点を読み比べてからイメージをpullし、再起動します。バックアップと復元方法を確認せずに本番環境を更新しないでください。
SearXNGとVaneの選び分け
検索候補を自分で読み、根拠ページを選びたいならSearXNG。検索結果をAIが文章にまとめ、出典リンクも並べた状態を最初から見たいならVaneです。Vaneは標準Docker構成にSearXNGを同梱でき、別々に組むより始めやすい選択肢があります。両者とも外部Web検索を使う以上、検索語や閲覧先への問い合わせは発生します。
公式情報(2026年10月23日確認)
SearXNG公式:コンテナ導入・Compose運用
Docker/Podmanの準備、Composeの起動・停止・更新・ログ確認
記事の導入コマンドと保守上の注意を公式管理者文書で確認できます。
紹介先:docs.searxng.org(別のタブで開きます)
SearXNG公式リポジトリ
ソフトの概要、ライセンス、開発状況
機能とライセンス表記を確認する一次情報です。
紹介先:github.com(別のタブで開きます)
ConoHa VPS
検索サーバーを自宅PCではなく、常時稼働するVPSに置きたい場合の選択肢
外出先から自分用の検索環境へ接続したい場合に検討できます。VPSを借りるだけでは公開設定は完成しません。HTTPS、アクセス制限、秘密鍵、更新、バックアップを自分で整え、必要なリソースと現行料金を申し込み前に確認してください。A8.net提供の紹介リンクです。
紹介先:conoha.jp(別のタブで開きます)
広告・PR:紹介先で申し込むと、当サイトに紹介料が入ることがあります。
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