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NocoDBの使い方|既存PostgreSQLを読み取り専用の表で確認する

NocoDBを自分のPCで起動し、既存のPostgreSQLを表で見る手順を解説。読み取り専用アカウント、接続設定、権限を絞る方法、Cloudと自分で運用する場合の費用まで紹介します。

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ツールみっけ! 編集部2026年10月21日 更新約8分で読めます

先に結論

NocoDBは既存のPostgreSQLやMySQLを、表計算に近い画面で確認できる道具です。最初は複製データベースと読み取り専用アカウントで接続し、変更できない設定を確かめてください。

PostgreSQLやMySQLに記録した一覧を、SQLを毎回書かずに確認したい。NocoDBは、既存データベースのテーブルを表のような画面で見せる道具です。ここではテスト用PostgreSQLを読むだけの接続を作り、担当者が並べ替え・絞り込みをしても元データを書き換えられない設定を確かめます。

まずは本番ではなくテスト用DBを用意する

本番の顧客・予約・在庫データへいきなり接続しません。テスト用データベースに、架空の商品名と数量だけの表を用意します。MySQLを使う場合は5.7以上、PostgreSQLは14以上が公式推奨です。接続先のファイアウォールやネットワークからNocoDBの実行環境へ到達できることも必要です。

  1. 1架空データだけの表を用意する

    PostgreSQL管理者に、テスト用inventory_demoデータベースを選んだ状態で次のSQLを実行してもらいます。本番データベースでは実行しません。

    この手順で使う入力例

    CREATE TABLE public.stock (
      sku text PRIMARY KEY,
      product_name text NOT NULL,
      quantity integer NOT NULL
    );
    
    INSERT INTO public.stock (sku, product_name, quantity) VALUES
      ('DEMO-001', '練習用マグカップ', 12),
      ('DEMO-002', '練習用ノート', 25);
    
    CREATE ROLE nocodb_reader LOGIN;
    GRANT CONNECT ON DATABASE inventory_demo TO nocodb_reader;
    GRANT USAGE ON SCHEMA public TO nocodb_reader;
    GRANT SELECT ON TABLE public.stock TO nocodb_reader;

ロールを作った後、PostgreSQLの `\password nocodb_reader` コマンドで固有の強いパスワードを対話入力します。管理者に、接続先・データベース名・ホスト・ポートと、このアカウントのパスワードを安全な方法で受け取ります。

手順1:自分のPCでNocoDBを試す

  1. 1Docker Desktopを準備

    WindowsではDocker Desktopを起動します。DockerはNocoDBの画面だけでなく、テスト用のPostgreSQLや補助サービスをコンテナとして動かす仕組みです。Dockerを使ったことがない場合は、まずDocker公式のインストールと起動を済ませます。

  2. 2公式Quickstartを読む

    NocoDB公式Quickstartは、ローカル試用向けにPostgreSQL・Redisなどを含むCompose構成を作ります。Windowsでは、次のcurlとbashを実行するためにGit BashまたはWSLのターミナルを使います(PowerShellではそのまま動かない場合があります)。公式ページのコマンドはスクリプトを取得して実行するため、内容を確認してから使う場合は先にファイルとして保存し、テキストで読み、続けて実行します。

    この手順で使う入力例

    curl -fsSL https://install.nocodb.com/noco.sh -o noco.sh
    bash noco.sh --quick
  3. 3ブラウザーで開く

    起動後に http://localhost:8080 を開きます。初回に作るアカウントは管理者になります。自分のPCで試すだけのURLであり、そのままインターネットに公開する設定ではありません。

手順2:読み取り専用ユーザーでDBへ接続

  1. 1DB側で読み取り専用ユーザーを作る

    PostgreSQLなら、確認したいテスト用スキーマとテーブルにSELECTだけを許可する専用アカウントを管理者に作ってもらいます。INSERT・UPDATE・DELETE・CREATE・ALTERなどは付与しません。接続ユーザーを他の用途と使い回さず、パスワードを記事・チャット・画面共有へ貼らないでください。

  2. 2NocoDBのプロジェクトから外部データを追加

    左側のプロジェクト名からプロジェクトホームを開き、「Connect External Data」を選択します。新しい接続でPostgreSQLを選び、ホスト・ポート(通常5432)・データベース名・スキーマ・専用ユーザーを入力します。SSLが必要な環境では接続先の証明書とSSL設定を管理者に確認します。

  3. 3接続先と権限を確認してテスト

    「Test Database Connection」で接続を確認します。データソースを追加するとき、Allow Data Editをオフにし、Allow Schema Editもオフのままにします。これでNocoDBの画面から行を追加・更新・削除したり、元DBの列や表を変更したりする機能を使わせない設定になります。DB側のSELECT専用権限も必ず残してください。

  4. 4表を開いて読み取り操作を試す

    接続した表を開き、件数、列名、商品名などがテストデータと合うか確かめます。カテゴリで絞り込み、数量で並べ替える操作をしても元のDBが変わらないことを確認します。テスト行を使い、接続を外した後も元データが残ることを管理者と確認します。

この接続でできること・できないこと

設定表の利用者ができること確認ポイント
データ編集を許可しない閲覧、並べ替え、絞り込み、グループ化DBユーザー自体もSELECTだけにする
スキーマ編集を許可しないビューや仮想列など、元DB構造を変えない表示調整列・テーブル・関連を変更する権限を付けない
書き込み可能な本番接続設定により行や表を変更できるこの記事では扱わず、承認とバックアップなしに有効化しない
NocoDBの接続設定と、DBアカウントの両方で操作を制限します。

費用と運用方法を選ぶ(2026年10月21日確認)

方法ソフト利用料・枠別に必要なもの
自分のPCでCommunity Editionを試す内部利用向けのSelf-hosted版は無料(Fair Code Sustainable Use License)Dockerを動かすPC、電気、初期設定。PCを止めると画面も止まる
自分のサーバーでSelf-hosted運用Community Editionの利用料は無料。外部DB接続は利用可能。サーバー、HTTPS、更新、PostgreSQLのバックアップと添付ファイル保護
NocoDB Cloudで外部DBへ接続外部DB接続はBusiness以上。年払い表示は1席月24ドル(9席分月216ドル)、月払いは1席月30ドル(9席分月270ドル)Cloudプラン料金、接続するDBの料金と管理者による安全なネットワーク設定
価格はNocoDB公式ページの米ドル表示。為替・税・契約条件は申し込み前に再確認してください。

無料で使えるSelf-hosted Communityにも、サーバーの管理責任とライセンス条件があります。NocoDBを自社内の業務に使うことと、NocoDB自体を第三者向けのホスティングサービスとして提供することは別です。外部DB接続の「Custom Sync」は別機能でBusiness以上が必要なので、無料の直接接続と混同しないでください。

既存DBの画面を使うか、専用画面を自作するか

方法完成後に使うもの費用・保守
NocoDB既存のPostgreSQL/MySQLを表のような画面から検索・並べ替えする汎用の管理画面。Self-hostedはソフト利用料無料の選択肢があるが、サーバー・DB・権限・更新・バックアップを運用。Cloudは外部DB接続できるプランが必要。
Baserow新しい表と入力フォームを作り、回答を同じデータベースに蓄積する。Cloudの無料枠・有料枠の上限あり。セルフホストではサーバーとバックアップを管理。
Claude/Codexで専用画面を自作必要な列だけを見せる独自アプリや、操作を絞った画面を作れる。作成時のAI契約/API、ホスティング・DB費用が別。接続権限、認証、コード、依存関係、DB変更を自分で保守。
同じPostgreSQLの在庫表を見る場合に、運用後に残るものを比べます。

既存DBをまず読み取り専用で安全に見たいなら、NocoDBは一般的な表画面を短時間で用意できます。現場の担当者に専用の項目だけ見せる・複雑な承認を組むなど、画面を厳密に合わせたい場合は自作アプリが候補ですが、DB権限や認証、更新、バックアップまで自分で設計します。AIにコードを作ってもらっても、本番接続の安全性やSQLの結果は人が確認してください。NocoDB Cloudの外部DB接続条件とセルフホストの要件は申込・導入前に公式料金・仕様で再確認します。

NocoDB

顧客や在庫の一覧を、チームで一緒に更新する

既存DBの表を見せるときは、接続アカウントと編集権限を先に絞ります。

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くわしく見る →

Baserow

仕事の情報を、みんなで使う表にまとめる

ゼロから受付表とフォームを作るならこちらも比較できます。

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くわしく見る →

Metabase

売上などの数字を、画面で選んでグラフにする

表の編集より、集計グラフや定例ダッシュボードが目的ならこちらです。

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くわしく見る →

関連サービス・公式情報(2026年10月21日確認)

知っておきたい

NocoDB公式Quickstart

Windowsを含むローカル試用用のDocker Compose構成

NocoDB・PostgreSQL・Redisをまとめて試す公式手順です。

紹介先:nocodb.com(別のタブで開きます)

知っておきたい

NocoDB外部データソース接続

PostgreSQL/MySQL接続、読み取り・編集・スキーマ権限

編集権限をオフにする場所と接続条件を確認しました。

紹介先:nocodb.com(別のタブで開きます)

知っておきたい

NocoDB公式セルフホスト要件・ライセンス

最低・推奨サーバー仕様、Community Editionの利用範囲

無料という表示とサーバー運用費・ライセンス条件を分けるため確認しました。

紹介先:nocodb.com(別のタブで開きます)

知っておきたい

NocoDB公式料金

Cloud Free/Businessの料金と外部DB接続枠

Cloudで外部DBに接続する場合にBusiness以上が必要な点を確認しました。

紹介先:nocodb.com(別のタブで開きます)

一緒に使うと便利PR

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NocoDBを自宅PCではなく常時稼働するサーバーに設置する選択肢

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