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DuckDBの使い方|CSVをPC上で集計して結果を確かめる

CSVを表計算ソフトに読み込まず、DuckDBで売上や件数を集計する入門手順。Windowsの準備、短いSQL、文字コードや日付の注意点まで解説します。

ツールみっけ! 編集部2026年10月21日 更新約5分で読めます

先に結論

DuckDBは、CSVを直接読みながらSQLで集計できる無料のデータベースです。まずコピーした練習用CSVで件数や合計を出し、結果を元ファイルと照合しましょう。

CSVを開くと表計算ソフトが固まる。あるいは「担当者ごとの合計だけ知りたい」のに、何万行もスクロールしている。DuckDBなら、表を画面に全部表示せず、CSVから必要な合計や件数だけを取り出せます。SQLという短い指示を使いますが、ここではコピーして試せる例から始めます。

DuckDBでできること

DuckDBは、表の集計を得意とする無料のデータベースです。パソコンにサーバーを立てなくても、コマンド画面からCSVを読み、合計・件数・分類別の集計ができます。ソフトは無料ですが、作業するPCや電気代は別です。Windowsでは公式のCLI(コマンド画面で使う版)をダウンロードできます。Windows版の利用にはMicrosoft Visual C++ Redistributableが必要な場合があります。

練習用CSVを作る

メモ帳などで次の内容を作り、作業フォルダーへ `sales.csv` という名前で保存します。保存形式を選べる場合はUTF-8にします。金額は練習用の数字です。

  1. 1CSVを保存する

    次の3列・6行の小さな表で試します。実際の顧客名や取引情報は使いません。

    この手順で使う入力例

    date,category,amount
    2026-10-01,文具,1200
    2026-10-01,飲料,800
    2026-10-02,文具,500
    2026-10-02,食品,1500
    2026-10-03,飲料,900
    2026-10-03,文具,700
  2. 2公式ページからCLIを準備する

    DuckDBの公式インストールページを開き、Windows用のCLIを選びます。ZIPを展開し、`duckdb.exe` と `sales.csv` を同じ作業フォルダーに置くと、パス指定が簡単です。Windowsで起動できない場合は、公式ページにあるVisual C++ Redistributableの案内を確認します。

  3. 3作業フォルダーでDuckDBを開く

    エクスプローラーで作業フォルダーを開き、アドレス欄に `powershell` と入力してEnter。開いた画面で次を実行します。先頭の `.` は「現在のフォルダー」を意味します。

    この手順で使う入力例

    .\duckdb
  4. 4分類ごとの合計を出す

    DuckDBの入力待ち表示が出たら、次の1行を貼り付けてEnterを押します。CSVを読んで、分類ごとに金額を足し、大きい順に表示する指示です。

    この手順で使う入力例

    SELECT category, SUM(amount) AS total FROM read_csv('sales.csv') GROUP BY category ORDER BY total DESC;
  5. 5結果を元データと見比べて閉じる

    練習CSVなら「文具 2400」「食品 1500」「飲料 1700」と表示されるはずです。合計が合うか手計算でも確認し、終了するときは `.quit` と入力します。

数字がおかしいときに見るところ

  • 列が1つにまとまる:CSVの区切りがカンマではなくタブやセミコロンかもしれません。元ファイルを開き、区切り文字を確認します。
  • 文字が読めない:文字コードを確認します。DuckDBはUTF-8を標準としており、文字コードが異なるファイルでは変換が必要な場合があります。
  • 金額や日付の列が違う:CSVの型推定はサンプルをもとに行われます。先頭と途中の行を確認し、必要なら読み込み設定を明示します。
  • 件数が合わない:空欄・重複・見出し行を確認します。集計結果は必ず元の行数や数件の明細と照らします。

毎月の定例作業なら、次の道具へ

DuckDBは「このCSVを今調べたい」という一回の集計に向きます。同じ数字を何度も更新し、同僚にもグラフで見せるなら、データベースにつないでダッシュボードを管理するMetabaseのような別の道具が候補になります。MetabaseがDuckDBのCSVをそのまま自動で受け取る、という意味ではありません。接続や保存先は別途構成が必要です。

AIにSQLを書いてもらうとき

ClaudeやCodexに「categoryごとにamountを合計するDuckDBのSQLを書いて」と頼めます。ただしAIは、CSVの列名や形式を間違えることがあります。実際にDuckDBで実行し、件数・合計を原本の数行と照らすのは人の役目です。個人情報や社外秘のCSVをAIサービスに入力する前に、会社の規則と各サービスのデータ設定を確認してください。

DuckDB

Excelで開けない大きさのCSVを、そのまま集計できる

対応環境、できること、公式配布元はこちら。

無料WindowsMacLinux
くわしく見る →

Metabase

売上などの数字を、画面で選んでグラフにする

同じ数字をグラフやダッシュボードで継続共有したい場合の別候補です。DuckDBとの自動連携を示すものではありません。

無料(有料版あり)日本語OKLinuxブラウザWindows
くわしく見る →

公式情報(2026年10月13日確認)

知っておきたい

DuckDB Windows インストール

Windows用CLI、ZIP配布、Visual C++要件

導入先とWindowsでの注意を確認しました。

紹介先:duckdb.org(別のタブで開きます)

知っておきたい

DuckDB CSV読み込み

read_csvでCSVを直接読む方法

記事のSQL例とファイルパスの扱いを確認しました。

紹介先:duckdb.org(別のタブで開きます)

知っておきたい

DuckDB CSV自動判定

区切り、見出し、列型をサンプルから判定

自動判定の限界と上書き方法を確認しました。

紹介先:duckdb.org(別のタブで開きます)

知っておきたい

DuckDB CLI

CLIの起動、SQL入力、終了方法

Windowsでの実行と対話入力を確認しました。

紹介先:duckdb.org(別のタブで開きます)

TOOLS

この記事で出てきたツール

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