先に結論
Open WebUIにObsidianのノートを同期し、OllamaのPC内モデルにつなぐと、自分のメモを根拠に答えるAIを組み立てられます。同期先もローカルにするには、Open WebUI・回答モデル・検索用モデル・文書処理の接続先をPC内にそろえる必要があります。
Obsidianに書いたメモを、あとからAIに探してもらいたい。Open WebUIの知識ベースに保管庫を同期し、Ollamaのモデルに接続すると、自分のノートを使って質問に答える仕組みを作れます。AIをPCに住まわせ、そこへ自分の知識を読めるようにするイメージです。
仕組みを先にイメージする
ObsidianのMarkdownノートをOpen WebUIの知識ベースへ同期し、質問に関係する箇所を探してOllamaのモデルに渡します。SQLにノートを入れるだけでAIが動くのではなく、ノートを探す係・回答するAI・それらをつなぐ画面が必要です。Open WebUIとOllamaは、その役割を用意します。
データをPC内で扱うための条件
Open WebUIをローカルで開いているだけでは、すべての処理がPC内とは限りません。質問に答えるモデル、ノート検索用の埋め込みモデル、文章の読み取り機能がどこにつながるかを確認します。Open WebUIと各モデルを同じPC内のローカル接続にそろえる構成なら、ノートをPC内で検索・回答できます。クラウドモデルや外部の文書処理を選ぶと、その機能に応じてデータが送られます。
1. Open WebUIに知識ベースを作る
- 1Open WebUIを開き、WorkspaceのKnowledgeから新しい知識ベースを作ります。名前は「Obsidianテスト」などにします。
- 2知識ベースのIDを控えます。oikbから同期するときに使います。
- 3アカウント設定からAPIキーを発行します。キーはチャットや共有ファイルへ書かず、環境変数として設定します。
- 4回答用モデルと文書検索用の埋め込みモデルを、どちらもPC内で動くOllamaモデルに設定します。文書抽出の接続先も確認します。
2. oikbを入れて、テストノートを同期する
公式oikbはPython 3.11以上が必要です。ターミナルで次を実行して入れます。
1oikbをインストール
`python -m pip install oikb` を実行します。
2接続先とAPIキーを設定
PowerShellの例:`$env:OPEN_WEBUI_URL = "http://localhost:3000"` と `$env:OPEN_WEBUI_API_KEY = "発行したキー"`。キーは自分のPCのターミナルにだけ入力し、公開しません。Open WebUIのURLが違う場合は、実際の接続先に置き換えます。
3テスト用フォルダーを同期
`oikb sync "Obsidianのテスト用フォルダーの場所" --kb-id 知識ベースのID` を実行します。パスとIDは自分の環境に合わせます。
4回答を確かめる
Open WebUIのチャットで `#` を入力して知識ベースを選び、テストノートにだけ書いた言葉を質問します。返事の根拠が元のノートにあるか開いて確認します。
3. 保存のたびに同期したい場合
手動同期で問題がないことを確かめたら、`oikb watch "Obsidianのテスト用フォルダーの場所" --kb-id 知識ベースのID` を実行します。watchはコマンドが動いている間、フォルダーの変更を見て同期します。ターミナルを閉じると止まります。PC起動時に自動で始めたい場合は、公式のoikb daemonやWindowsのタスクスケジューラなど、別の常時実行設定が必要です。
同期対象から除外するもの
Obsidianの`.obsidian`設定フォルダーなど、名前がドットで始まる項目はoikbでは自動的に除外されます。ただし、通常の名前の「private」「日記」「仕事」フォルダーは自動で除外されません。同期元フォルダーのルートに`.oikbignore`を作り、同期したくないフォルダーを明示してください。
例:`private/`、`日記/`、`仕事/**`。この書き方が自分のフォルダーに合っているか、まずテスト用の知識ベースで確かめます。同期元でファイルを削除すると、対応する知識ベースのコピーも削除対象になります。Obsidianの元ファイルを復元するバックアップ機能ではないので、別のバックアップは続けてください。
手動コピーと何が違う?
一度だけノートを読ませるなら、Open WebUIの画面からファイルを追加する方法が簡単です。oikbは変更を見つけて差分だけ同期するため、書き換えのたびに手でアップロードする手間を減らせます。ノートをよく更新し、AIにも新しい内容を使わせたい人向けです。その代わり、同期対象・削除の反映・APIキーを自分で管理します。
- AI・チャット編集部イチオシ
自分で用意したAIと、会話の画面でやり取りする
Open WebUI
こんな人に → Ollama を入れたが、ターミナルでの会話が不便な人
無料日本語OKWindowsMacLinux15万★★★準備あり9/18確認 - AI・チャット編集部イチオシ
自分のパソコンで、AIに質問や文章の整理を頼む
Ollama
こんな人に → 社内資料をAIに投げたいが、外部サービスに出せない人
無料日本語は一部WindowsMacLinux18万★★★準備少なめ9/18確認
QObsidianにAIモデルを入れるのですか?
Aいいえ。モデルはOllamaで動かし、ObsidianのノートをOpen WebUIの知識ベースへ同期します。モデル・ノート・接続画面は別々の役割です。
QSQLデータベースが必要ですか?
Aこの手順では不要です。Open WebUIが知識ベースを管理し、関連ノートを検索してモデルへ渡します。SQLは保存・検索用の仕組みですが、それだけではAIは動きません。
Q必ずPC内だけで処理されますか?
Aいいえ。回答モデル、埋め込みモデル、文書抽出の接続先によります。PC内だけにしたい場合は、各機能がローカル接続か確認し、クラウド接続を使わないでください。
Qoikbを動かすとObsidianのノートが消えますか?
Aoikbは知識ベース側を同期元に合わせます。同期元のノートを消すと、知識ベースのコピーも削除対象になります。同期はバックアップではないので、別のバックアップを残してください。
QPCを閉じても自動で同期しますか?
Aしません。PCとoikbのwatchまたはdaemonが動いている必要があります。スリープ中も止まるので、常時同期したい場合はPCの電源・スリープ設定と常時実行方法を整えます。
公式情報(2026年10月7日確認)
Open WebUI公式:Knowledge Bases and Document Chat
ノート同期、知識ベース、検索方式の説明
ローカルフォルダーを同期し、質問時に関連箇所を検索する方法を確認しました。
紹介先:docs.openwebui.com(別のタブで開きます)
Open WebUI公式:Run Open WebUI Offline
回答モデル・埋め込み・文書処理をローカルにする条件
画面がローカルでも、使う各機能の接続先確認が必要な点を確認しました。
紹介先:docs.openwebui.com(別のタブで開きます)
Open WebUI公式:Knowledge Base Sync(oikb)
Python 3.11以上でローカルフォルダーを差分同期する公式ツール
watch・daemonによる更新追従と必要条件を確認しました。
紹介先:docs.openwebui.com(別のタブで開きます)
Samsung Portable SSD T7 Shield 1TB(MU-PE1T0S/AM)
モデルやノートの保存・バックアップ用に使える外付けSSD
PCの空き容量が不足している場合の候補です。記事の手順に必須ではなく、購入前にPCの接続端子と必要容量を確認してください。別のバックアップにも使う場合は、同期元・同期先とは別のコピーを作ります。
紹介先:Amazon.co.jp(アフィリエイトリンク)(別のタブで開きます)
広告・PR:紹介先で申し込むと、当サイトに紹介料が入ることがあります。
この記事で出てきたツール
次に読むなら
- 約5分で読めます
rclone copyをdry-runで試す|転送方向と同名ファイルを先に確認
同じフォルダーを繰り返し転送する前に、rclone copyの予定をdry-runで確認します。copyとsyncの削除動作の違い、フォルダーの中身がコピーされる点、上書きと転送後の点検を整理します。
2026年11月7日 更新
- 約5分で読めます
Cyberduckでアップロードする|保存先と同名ファイルの扱いを確認
Cyberduckで接続済みの保存先へファイルを送る基本。転送先フォルダー、既存ファイルへのPrompt設定、Overwrite・Skip・Renameの違いを確かめてから少数の練習ファイルを転送します。
2026年11月7日 更新
- 約5分で読めます
Espansoで定型文を入力する|最初の一件をメモ帳で試す手順
同じ案内文を何度も打つなら、Espansoで短い合図から呼び出す方法があります。最初は秘密情報を含まない一文で試し、設定ファイルと送信先を確認します。
2026年11月6日 更新



