先に結論
LangfuseのPrompt Experimentは、保存した質問セットに複数のプロンプト版やモデルを実行して、回答・評価を横並びで確認する機能です。よくある問い合わせを同じ条件で試せるため、変更後の見落としを減らせます。
問い合わせ返信を作るAIに「短く丁寧に」と指示したら、予約変更の案内まで抜けた。指示文を直したあと、別の質問でも良くなったか確かめたい。LangfuseのPrompt Experimentなら、用意した質問セットに新旧の指示文を使い、回答を並べて見比べられます。
何を比べる機能?
LangfuseはAIアプリの問い合わせ・回答・利用状況を記録する仕組みとして紹介しました。今回はその中でも、保存したテスト質問にプロンプトやモデルを実行して結果を比較するPrompt Experimentを使います。通常の運用ログを眺めるだけでなく、変更前に同じ質問で試すのがポイントです。
| 質問 | 期待する確認点 | 変更前後で見るところ |
|---|---|---|
| チェックインは何時? | 資料の時刻を案内する | 時刻を正しく含み、余計な約束をしていないか |
| 予約日を変えたい | 必要な確認先を案内する | 変更後も確認手順を省いていないか |
| 子ども用の備品はある? | 資料にある内容だけ答える | 資料にない備品を作り足していないか |
はじめての比較手順
1個人情報を含まない質問を5件選ぶ
最初は公開情報や架空のFAQで作ります。入力には質問と必要なら期待する答えを入れます。プロンプトで使う変数名とテストデータの項目名を一致させます。
2データセットを作る
LangfuseのプロジェクトでDatasetsを開き、質問と期待する出力を登録します。後からテスト内容を変えても比較できるよう、使ったデータセット版を記録します。
3比較するプロンプトとモデルを設定する
データセットの詳細からStart Experimentを選び、Prompt Experimentを作成。比較したいプロンプト版、LLM接続、データセット、必要なら評価方法を設定して実行します。
4平均点だけで決めず、回答を開いて読む
実験結果では回答やスコアを並べて確認します。低い点の質問、事実が変わった質問、回答が長くなった質問を開き、元の質問と期待する答えに照らして人が判断します。
テストコードを自作する方法と比べる
| 方法 | できあがるもの・使い勝手 | 費用・保守 |
|---|---|---|
| Langfuse Prompt Experiment | 質問セットとプロンプト版を保存し、同じ条件の回答・評価を並べた実験結果が残る。 | Hobbyは無料枠(月50,000 units、2ユーザー、30日間のデータアクセス)。評価に使うモデルAPIは別。データセットとプロンプトを管理。 |
| Claude/Codexで自作評価プログラム | 独自の採点基準に合わせた実行コードやCSV/HTML比較表を作れる。 | 作成時のAI契約/API、実行環境、評価モデルAPIが別。テストと採点コード、モデル・入力形式の変更を自分で保守。 |
| 質問ごとにチャットで確認 | その場の指摘や修正案が会話に残る。質問が増えたときの一覧比較は手作業。 | チャットプランの上限またはAPI費用。繰り返し確認する時間と結果記録が必要。 |
数件を試すだけなら、ClaudeやCodexに回答を読んでもらい、手で直す方法が簡単です。毎回同じ質問を回し、どの質問で良くなったかを残したい段階では、Langfuseが作る実験結果の一覧が役立ちます。自作コードは採点や出力形式を自由にできますが、その精度を確かめ、依存ソフトやAPI変更に合わせて維持する必要があります。Langfuseの月額プランと、実験で呼び出すAI API料金は別です。
ログに残す内容を先に決める
クラウド版では質問・回答・評価データがLangfuseのプロジェクトに保存されます。セルフホストなら自分で保存先を管理できますが、アクセス権・バックアップ・更新を自分で担います。どちらの場合も、APIキーや顧客名、予約番号などをテストデータに入れないでください。
Langfuse
AIへの問い合わせと費用を、あとから追えるように記録する前回は利用量の記録を紹介。この記事では同じ質問でプロンプト版を比べる実験に焦点を当てます。
公式情報(2026年10月18日確認)
Langfuse Prompt Experiments
データセットでプロンプト・モデルを実行し、回答と評価を比較
画面上で実験を作る条件と比較手順を確認できます。
紹介先:langfuse.com(別のタブで開きます)
Langfuse実験の比較
同じデータセット版で実験結果を比較
変更前後でデータ条件をそろえる理由と個別回答の見方を確認できます。
紹介先:langfuse.com(別のタブで開きます)
Langfuse料金
Cloud Hobby・有料枠・セルフホスト版の条件
ソフト費用とAPI・サーバー運用費を分けて確認できます。
紹介先:langfuse.com(別のタブで開きます)
Claudeのプラン
現行プラン・利用上限・Claude Codeの対象
AIでテストコードを作る場合の契約条件は変更されるため、最新の公式情報を確認できます。
紹介先:claude.com(別のタブで開きます)
ChatGPTの料金とCodex利用条件
現行プランとCodexの利用枠
コード作成時のAI利用費と、実行後に必要なAPI費用を混同しないため確認します。
紹介先:chatgpt.com(別のタブで開きます)
HeliconeでAPI利用状況を調べる
API呼び出しの費用・遅延・エラーを確認
固定質問で指示文を比べるより、動作中のリクエストを調査したいときの選択肢です。
紹介先:toolmikke.com(別のタブで開きます)
ConoHa VPS
Langfuse OSSを常時運用するサーバー候補
自分の環境でデータ基盤を動かしたい場合だけ検討します。小さく試すだけならCloud Hobbyや手元のPCで足りることもあります。契約前にDocker構成、メモリ、保存容量、バックアップ、月額料金を確認してください。
紹介先:conoha.jp(別のタブで開きます)
広告・PR:紹介先で申し込むと、当サイトに紹介料が入ることがあります。
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