本文へスキップ
🛠 使い方仕事効率化

JabRefの使い方|論文PDFと参考文献をかんたん整理

論文PDFと「誰が・いつ・どこで発表したか」を一緒に整理。まずPDFを1本登録して開く方法と、Word・LaTeXで使う場合の違いを、専門用語をかみくだいて説明します。

広告・PR:この記事には、紹介先への申し込みで当サイトに紹介料が入ることがあるリンクが含まれます。

ツールみっけ! 編集部2026年9月29日 更新約6分で読めます

先に結論

JabRefは、論文PDFとその本の「名札」(著者・題名・発表年など)を一緒にしまう無料ソフトです。まずはPDFを1本登録して開けることを確かめれば十分。WordやLaTeXで引用する準備は、そのあと必要な人だけ進めましょう。

論文を読んでいると、「このPDF、誰の論文だっけ?」「レポートの最後に参考文献を書くのが大変」となりがちです。JabRef(ジャブレフ)は、論文のPDFと、その論文の情報をまとめて保管する無料ソフトです。ここでは難しい設定は後回しにして、まず論文を1本登録して開くところまで進めます。

まず、この3つだけ覚えれば大丈夫

  • JabRef:論文を整理するための本棚。
  • 文献情報:本の背表紙のような名札。題名・著者・発表された年など。
  • PDF:論文の本文。JabRefの名札に、本文ファイルを結び付けます。

準備するもの

  • パソコンにインストールしたJabRef
  • 自分が読む権利のある論文PDFを1本。ない場合は、あとでPDFを追加してもかまいません。

JabRefの公式案内

知っておきたい

JabRef Getting Started(公式・英語)

JabRefの最初の画面や基本操作を説明する公式ガイド

本記事はこの公式説明をもとに、初めて使う方向けの言葉に置き換えています。

紹介先:docs.jabref.org(別のタブで開きます)

論文PDFを1本登録する

  1. 1空の本棚を作る

    JabRefを開き、「New library(新しいライブラリ)」を選んで、保存場所とファイル名を決めます。ライブラリとは、登録した論文の一覧を保存するファイルのことです。例:「大学レポート.bib」。この .bib ファイルが本棚です。

  2. 2PDFを一覧に入れる

    論文PDFを画面の一覧へドラッグします。まだ論文が1件もない場合は、一覧の何もない場所へドロップします。JabRefがPDFを読み取り、題名や著者などを登録しようとします。うまく読み取れない場合は、次の手順で名札を手入力できます。

  3. 3表示された名札を確かめる

    一覧の論文をクリックして、題名・著者・発表年を確認します。PDFの先頭ページや出版社の論文ページと違っていたら、表示された項目を直します。自動読み取りは、すべてのPDFで正しく動くとは限りません。

  4. 4PDFが開くことを確かめる

    論文を選び、画面のファイル欄にあるPDF名またはファイルのアイコンをクリックします。本文が開けば登録できています。開かない場合はPDFがパソコンにあるかを確認し、文献の編集画面からそのPDFを選び直します。

  5. 5保存して、本棚をバックアップする

    ライブラリを保存します。登録情報のファイルだけでなく、別に保管しているPDFもバックアップしてください。最初は自分だけが使う場所へ保存し、共有フォルダーの設定は必要になってからで十分です。

レポートに参考文献を使いたい人へ

JabRefに論文を整理するだけなら、この先は読み飛ばしてかまいません。レポートを書くときに参考文献一覧へ情報を移す方法は、WordとLaTeXで違います。LaTeXは、論文や技術文書を書くためのソフトです。自分の執筆ソフトに合わせて、次のどちらか一つを選んでください。

Microsoft Wordを使う場合

  1. 1JabRefからWord用のファイルを作る

    使いたい論文を選び、「File(ファイル)」→「Export(エクスポート)」→選択した文献の書き出しを選びます。形式に「MS Office 2007 XML」を選んで保存します。このファイルは、JabRefからWordへ文献情報を渡すためのものです。

  2. 2Wordに文献情報を読み込む

    Wordで「参考資料」タブを開き、「資料文献の管理」または「ソースの管理」を選びます。「参照」から、先ほど保存したXMLファイルを選びます。名称はWordの版によって少し異なる場合があります。

  3. 3Wordで参考文献一覧を挿入する

    本文中に引用を入れたあと、Wordの「参考資料」タブにある「文献目録」から一覧を挿入します。画面名や配置はWordの版で異なることがあります。

LaTeXを使う場合(必要な人だけ)

JabRefの標準ファイル「.bib」をLaTeX原稿と同じ作業で使います。LaTeXを使っていない方は、この説明を飛ばして大丈夫です。

よくある疑問

Q論文PDFがないとJabRefは使えませんか?

A使えます。題名・著者などを手入力したり、論文ページにあるDOIから情報を作ったりできます。PDFは後から追加できます。

QDOIとは何ですか?

A論文などを区別するための固有番号です。論文のWebページやPDFに書かれている場合があります。見つからなければ無理に探さず、題名・著者・年を入力してください。

QBibTeXや引用キーを覚える必要がありますか?

A論文PDFを整理するだけなら、最初は覚えなくて大丈夫です。LaTeXで引用するときに必要になった段階で確認すれば十分です。

QJabRefを使うためにスキャナーを買う必要がありますか?

Aありません。すでにPDFになっている論文を整理するソフトです。紙の資料を大量に自分でPDF化する場合にだけ、手元のスマートフォンやスキャナーで足りるか検討してください。

紙資料を何度もPDFにする場合(任意)

一緒に使うと便利PR

ScanSnap iX2500(両面ADFスキャナー)

複数枚の紙資料をまとめて読み取る機器

JabRefを使うだけならスキャナーは不要です。紙資料を何度もPDF化する方向けの選択肢です。公式仕様では両面読み取りと原稿100枚セットに対応。すでに手元の機器で足りるなら買い足す必要はありません。

紹介先:Amazon.co.jp(アフィリエイトリンク)(別のタブで開きます)

広告・PR:紹介先で申し込むと、当サイトに紹介料が入ることがあります。

JabRef

論文や資料の出典を、1つのファイルにためて引用に使う

JabRefの特徴や対応環境はこちら。

無料日本語OKWindowsMacLinux
くわしく見る →

公式情報・確認日(2026年9月29日)

知っておきたい

JabRef Getting Started(公式・英語)

新しい文献一覧を作り、論文情報やPDFを加える方法

本記事の初期手順を確認しました。

紹介先:docs.jabref.org(別のタブで開きます)

知っておきたい

JabRef: PDFから文献を追加(公式・英語)

PDFを一覧へ追加する操作と、自動読み取りの対応条件

PDFの自動読み取りが必ず成功するわけではない点を確認しました。

紹介先:docs.jabref.org(別のタブで開きます)

知っておきたい

JabRef: Microsoft Wordへ書き出す(公式・英語)

選んだ文献をWordのソース管理へ取り込む方法

Word向け書き出し手順を確認しました。Wordの表示名はバージョンにより異なります。

紹介先:docs.jabref.org(別のタブで開きます)

TOOLS

この記事で出てきたツール

NEXT

次に読むなら